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【読書】読書のすゝめ/30代女子がオススメする短編集

趣味は読書(主に小説)”と言えるくらい本を読み漁ってます。まる子です。

 今日は本(小説)の中でも気軽に読めるオススメの短編集をご紹介しようと思います。 

目次

世の中に溢れかえっている本の中から自分好みを見つけ出すのは難しい。

というのも、「本でも読もうかなー。」ってふと思いついてもだいたい、「何読もう?」ってなりません?本多すぎなんですよ(笑)

短編集って読みやすいよね

まずは何か読んでみないとジャンル、文体、表現などあなたの”好み”は分かりません。

そういった点で短編集はサクッと気軽に読めて雰囲気が掴みやすい。

オススメする側も、”まずはこれ読んでみたら?”って提案しやすいです。

短編集から入って大作へと… 

短編集で気に入った作家さんはそこから大作(有名作)へ行くのもオススメ。

というか気に入ったらあれもこれも読みたくなりはずです。 

本選び迷子さんが好みを見つけるには、短編集”から! 

30代OLまる子がオススメする短編集(文庫本) 

それでははじめて行きます!
※紹介している順番に特に意味はありません。

奥田英朗『イン・ザ・プール』/精神科医・伊良部シリーズ

また別でも紹介しようと思っているんですが、奥田英朗氏の作品が大好きで読み漁ってます!氏の短編はどれも気に入っているので、どれをオススメにするかとても悩んだのですが、私が1番初めに読んで作者にハマったキッカケでもある『イン・ザ・プール』にしました。

精神科医の元へ通う一風変わった患者と、変わり者過ぎる医者のおはなしの詰め合わせ。全3部作。

この本の大好きなところは、読了感が素晴らしいこと。

読み始めは、こんな意味わかんない病気絶対治せないよ!って思うんですが、そこからのどんでん返しが実に気持ちいい。トンデモナイことをやるのになぜか妙に納得します。出来ます。

読書をする上で”清々しい明るい気持ちになれるところ”こそが私が読書をする1番の楽しみです。そのすべてがこの本にあると思わせてくれる作家さんです。 

3部作どれも素晴らしいです!(2作目の『空中ブランコ』は直木賞受賞作

松本清張『共犯者』

とにかく読みやすい娯楽に特化した短編集(384Pにして10編)

皆さんの松本清張に対するイメージって何がありますか?
火サスでよく見る。古いイメージ(まる子の知人談)。
まる子は松本清張が好きで読み漁りまくっているのですが、↑のイメージはまぁ確かに合ってます(笑) が、そこが良い!と声を大にして言いたい!娯楽を極めています。

そして人間の心理描写、淀みの描き方が秀逸。 
今作の中では映画化もされた『潜在光景』(映画:影の車)が特に気に入っています。 
世界観は確かに古さを感じますが(1980年刊)、そこは今だからこそ楽しめる部分でもあります。当時の地位や性別に対する価値観の違いは今と比べるとビックリしますよ。そして興味深くもあります。

松本清張にハマると、作品が多すぎて読む本が尽きる心配をしなくていいのでオススメです(笑)

その他『黒い画集』もオススメですが、まずは読みやすさで『共犯者』からどうぞ。 

乙一『失はれる物語』

 乙一も短編集の多い作家さんで、かつどの作品も質が良いのでどれを選ぶか悩みました。
最終的な決め手として、氏の作風はかなりクセの強い思考が溢れ出てるので、万人受け重視で『失はれる物語』にしました。

個人的な好みとして、作者の”暗闇の中にある優しさや光の描き方”が好きです。

基本””部分が濃い目なので、突き刺さっちゃってどんよりした気分になることも多いのですが、それ込みで感動も出来るし文章によって様々な感情を味わえます。 

この作品が気に入れば次は、『GOTH』か『Zoo』に行くと思うのですが... ディープゾーンにハマるかドン引きするかどっちかです。興味があれば是非どうぞ。 

さくらももこ『もものかんづめ』

さくらももこのエッセイ。短いエピソードがたくさん詰まっているのでご紹介。 

まさに、本でこんなに笑わされることってあるんだな…。とビックリした1冊です。
リアルに電車で笑いを必死に我慢しながらニヤニヤしながら読みました。 
自分のこと、身内のことをここまで面白いネタに仕上げるのがとにかく凄い。

読者の大半は「メルヘン翁」のインパクトで覚えちゃうんですが、個人的には「意図のない話」のタイトルのまんまなしょうもなさのオンパレードが大好きです(笑) 

さくらももこのエッセイはどれも面白いので、どれから手に取っても大丈夫!
さるのこしかけ』、『たいのおかしら』も同じテイストで楽しめます。 

重松清『ビタミンF』 

有名どころですね。直木賞受賞作。
オススメするまでもないような作品ですが、重松清は作品の数が多いので手始めにこれからどうでしょう?ということで選びました。 

この作品は私は友人に勧められて読んだのですが、リアル故の展開に心が抉られてしまって、未だに収録されているある1作を思い出すとどんよりした気持ちになります。
私は”読んで明るい気持ちになれる”ことを本に望んでいて、そういう本を好むので、フィクションの物語でまで嫌な気持ちになりたくないと思っちゃうし、今作はその要素にビシバシ当てはまり正直苦手ではあります。
しかし家族の問題、仕事の問題がやけにリアルを帯びていて、考えさせられる部分が非常に多いのも事実です。じわじわ染みこんできます。

好みはさておきそこまでにさせること(読み手への影響力)が凄いなと思わされた1冊です。

東野圭吾『怪笑小説』/○笑小説シリーズ

 『世にも奇妙な物語』的な一風変わった笑いが提供される短編集です。

そういうノリが好きな人は4作もあることが幸せでたまらないと思います!(実際『世にも奇妙な物語』で映像化されたものもあります。) 

とりあえずシリーズ4作の中で刊行が一番早い『怪笑小説』を挙げていますが、4作どれも選べない位に良いです。どの本にも好きな短編があります。

ちなみに『怪笑小説』の中では「あるジーサンに線香を」が好きです。
クセが強い切り口ですが、着眼点、切り込み方が個人的にはめちゃくちゃ好み。
ブラックユーモアが効いてます。 

シリーズ4作どれから読んでも大丈夫です! 

有川浩『阪急電車』

有川浩も短編集の多い作家さんですが、本も映画も好評だった『阪急電車』を選びました。 

片道15分のローカル電車の各駅にそれぞれの人物の物語があり、それが阪急電車(駅)を通して徐々に交わっていきます。各タイトルも駅名です。 
氏の作風である人間味、人情、心の根本にある優しさ温かさが物語に存分に生かされていて、読みやすさも相まって万人にオススメできる1冊です。

土地柄あっての物語なので、本を読んだり、映画を見ると阪急電車(この本の題材である今津線)に乗ってみたくなりますよ。そして各駅で降りてみたくなります。

氏は恋愛系の作品が多い印象で、甘々なのがお好きな方は『ラブコメ今昔』がオススメです。 

新海誠『言の葉の庭』

かの有名な映画監督の作品。文章も書かれます。

実質1つの物語なのですが、各登場人物の視点から物語が切り替わる短編形式。 
そしてなによりお伝えしたいのがここ数年の中でまる子に一番突き刺さった1冊です。

まる子を形成している本の1つでもあります。

この本の良さとか好きなところを言葉で表すのが難しい。
言葉の選び方が秀逸で、心にそのままダイレクトにぶち込まれてしまったので、言えることがあるとすれば「とにかく読んでみて欲しい。」それだけです。
ただ全力でオススメしているという事だけが伝わればいいです!(笑) 

前知識なしで、騙されたと思って一回読んでみませんか? 

番外編/オイシイとこ取り!?まずは作者をあれこれ味わいたいなら…

『短編工場』 

12名の有名作家の短編を1作ずつ味わえる、”きっと出会える”短編集。

奥田英朗の数ある短編の中でも私が1番大好きな「ここが青山」が選ばれている辺りに、この本のセレクトへの安心感が増していて、オススメの1冊です。  

まずは有名どころを攻めたいとりあえずたくさんの作家味わいたい。ならこの手の短編集を読んでみてはいかがでしょうか? 

まとめ

個人的オススメの短編集の紹介でした! 
毎度のことながら、書きだしたら止まらないので、見返してみるとそんなに紹介できていないという悲しさ…。もっともっと紹介したい本はあるんですが、それはまたの機会まで取っておきます。 

皆さんも素敵な読書ライフを~^^