少年OLの趣味探求所

~エセ物書きによる自己満ノート~


【FF7R考察】エアリスが未来を知っているのはなぜなのか?/未来予知能力説やループ説を否定する根拠

f:id:maruko_30:20200721224959j:plain

今回はリメイク版で新たに生まれた謎、「エアリスは未来を知っている」ということに対して、考察、仮説を行っていく中で、巷で言われている、「未来予知説」「ループ説」について、私が考察から除外した(違うなと思った)理由を記録しておこうと思います。

※あくまでも個人の考察であり、正解や不正解にとらわれた話ではありません。
※どこかの、だれかの、意見や考察を否定したい、覆したいという意図ではありません。

※FF7とそれに関わる作品のネタバレがあります!閲覧にはご注意ください!

目次

エアリスは未来を知っている

f:id:maruko_30:20200608111736j:plain

リメイク版で新たに生まれた要素「エアリスは未来を知っている」という点は紛れもない事実です。しかし、その量、精度、そもそも未来を知っている理由など明確な要因は作中ではなにも明かされていません。考察の余地が満載です。

※今回私の脳内で整理したことを自分の言葉で吐きだしているだけなので、こいつ意味わかんないこと言ってるな!?となるかもしれません...。

①エアリスの能力説/未来予知説

「エアリスだけ何かを知っているみたいだぞ?」と思った時にまず1番初めに思いついたのはエアリスが(自分自身で)未来を予知出来ているのではないか?未来が見えているのではないか?という「予知能力説」

彼女はゲーム内で(現時点で)唯一のセトラ(古代種)であり、彼女だけが”特別”な存在である以上、何かしらの能力を持っていても(持っているといわれても)おかしな話ではありません(事実リメイク版で原作にない能力が1つ追加されているのは確実です)。

f:id:maruko_30:20200722004459j:plain

ただ手放しに「セトラだから未来が分かる」という原作になかった、色々なことがねじ曲げられてしまいそうな強烈な設定が追加されるというのは流石にないかなと思います。万が一そうだと無理やりに考察を進めても今後の展開がおかしなことになってしまう気がしました(後述します)。

とはいえ考察を進めるにあたって、何かしらの理由付けをするならば、古代種の「星と語る」と表現されている原作にもある能力が挙げられるかなと思いここに注目してみました。

<<星:ライフストリーム:花>>
・・・今回出てくるこの3つの言葉は単語が違うだけで表現したいものは同じだと考えています。

原作では...?

原作では神羅ビルにエアリスを救出に行った際に「星と語る」ことに触れたやり取りがあります(リメイク版ではこのシーンはありません)。

f:id:maruko_30:20200721224930j:plain f:id:maruko_30:20200721224921j:plain

クラウド「・・・・・・星と語り?」

ティファ「星が何か言うの?」

エアリス「人が大勢いて、ざわざわしてるかんじ。だから何を言っているのか良く分からない」

クラウド「今も聞こえるのか?」

エアリス「わたし、聞こえたのはスラムの教会だけ。ミッドガルはもうダメだって母さん・・・・・・本当の母さんが言ってた」 

原作でのこの会話の中で分かることは以下です。

①ざわついていて明確には声は聞こえない
・・・星の声を聞くことが出来ていないので、星が何を伝えたいのか不明。

②教会では(母の)声が聞こえた
・・・教会=(充分に日の当たらない)スラムで花が咲く場所=ライフストリームの(流れの)近くなら聞こえる(場合もある)。

③未来に対する”明確な”言葉ではない。
・・・いつ、どこで、なにが、起きるなど事細かな言葉ではない(聞こえてないだけかも?)。

リメイク版では...?

チャプター8のエクストラクエスト(他のクエストを全て済ませる)で発生する「花と語りて」というクエスト内で、原作と言葉は違えど同じような内容で「星と語る」ことについて触れています。

f:id:maruko_30:20200724174455j:plain f:id:maruko_30:20200721224947j:plain

全てエアリスの言葉

「あと少しって気するんだ お花 何か話したがってる」

「何か 言いたいことがある そんな気 するんだよね」

「でも 何か 足りない あと一歩 届かない」

「だから 聞こえない」 

原作では教会でだけ聞こえた(ことがある)と言っていた「星の声(ライフストリームからの意識)」。リメイク版では「聞こえそう」とエアリスの家の庭の花(を前にした会話)になっていますが、考え方は教会と同じで、エアリスの家もスラムで花が咲く場所=ライフストリームが集まる場所という意味合いだと思います。
もしかしたらリメイク版では「花(再会の黄色い花)」の方をフォーカスしたいのかもしれません(リメイク版では、教会で母(イファルナ)の声が聞こえたという話もありません)。

f:id:maruko_30:20200721224952j:plain

どちらにせよ、エアリスはリメイク版でも「星の声」の雰囲気は察知しつつも、会話をするという「星と語る」ことは出来ていないことがこの場面の発言によってわかります(原作と同じ状況であると考えられます)。

原作でのやりとりを覚えている人は、(エアリスの出自により)「星の声」がざわついているから断片的な予知なのかも?とこの会話までだったら考えることも出来たと思います。しかしここでエアリスは「聞こえない」と明言しています。向こうから受け取ることすらできていないということですね。

この場面(の日)以降、エアリスは教会にも花畑(家)にも近づいていないことからしても、リメイク版の(現時点での)エアリスは、星や先人など、”ライフストリームからは”(何かしらの)情報を得ることは出来ていない=未来を予知しているとは考え難いということになります。

そもそも原作・リメイク版どちらも「星と語る」ことによって未来が分かるとは言われていません。そしてなにより、エアリスは原作でもリメイク版でも「星と語る」ことが出来ていないのです(「星と語る」ことの詳細は謎のまま)。

整理したことと、エアリスの意思(自分でコントロールして)で能力として未来を知ることが出来そうな本編内での要因や設定がこれ以外に思いつかなかったので、エアリスの「予知能力説」はこれらをもって排除しました。 

ちなみに、エルミナの旦那さんや「CC」でのザックスの最期については、「察知」という感覚なのかなと思ってます(「星と語る」という能力とは違う)。

◆そもそもエアリスはザックスの最期を分かっているのでしょうか?

②エアリスループ説/2周目説

ではエアリスが能力として情報を得ているという「未来予知説」ではない。としたら?
次に思いつくのは、そもそも物語の始まりの時点で未来の情報を保持しているのではないか?という「ループ説」

f:id:maruko_30:20200608230526j:plain

まず私は、リメイク版の物語自体に対して原作とは違う世界線、パラレルワールド設定と仮定して考察をしています。

◆考察記事はこちら↓

このパラレルワールドという考え方は見方によっては人生複数周目、ループと同じようなニュアンスを含んでいるとも思います。私自身も、リメイク版の世界線(パラレルワールド)が原作の世界線と並行進行しているのか、1度終わってから始まっているのか、ザックスの生存する世界線がどの位置なのか世界線の動向までは分かりません。

ただエアリスが未来を知っていることに対する「ループ説」と、私が考察する「パラレルワールド設定」の考え方には大きな違いがあります。それは「ループしていることを(自分で)認識しているのか?」「別の世界線に対しての記憶を保持しているのか?」という点です。

このエアリスの未来予知に対して「ループ説」を提言するのであれば「ループしていることをエアリスが認識している」ということになります。

私は「パラレルワールド設定」に対して、「別世界線の記憶はない、ループを認識していない」として考察を進めています。・・・余談ですが、個人ではなく全員がループしていて、全員に他の世界線の(明確に自分で認識している)記憶がないと考えています(クラウドがたまに見るエアリスの未来が分かりやすい例)。

 では、「エアリスが情報(記憶)を保持していない」と考えたのはなぜ?という話。

※閲覧注意※
ここから先、私が感じた違和感を「違うという大前提のもと」ただただ書き出しているだけなので、不快に感じる可能性があります。閲覧にご注意ください!

自ら動きださない/展開を変えようとしない

「情報を保持してループしている」のであれば、ある程度は物語(人)を(自分が進めたい方向に)導くことが可能ではないでしょうか?エアリスが誰かを、何かを、意のままに1周目(原作)と違う展開に動かそうとするようなところは作中見受けられません。

f:id:maruko_30:20200608111727j:plain

たとえ他は置いておくとしても自分自身だけでも、1度目と同じ轍を踏むようなことはしないのではないでしょうか?

わざわざコルネオに落とし穴に落とされたり、ツォンに連れていかれるのは演技なのでしょうか?
”知っていて”そうしているのであれば、エアリスこそ「運命」に従っていることになりませんか?あえて1周目と同じことをしようとしていませんか?そうだとすればフィーラーを倒そうとしていることと矛盾しませんか?

情報の曖昧さ

保持しているにしては明らかに持ち合わせている情報が断片的で曖昧であると言わざるを得ません。いつ、どこで、何が起こるか、それすらも分かっていない(七番街プレート支柱攻防戦までの流れが分かりやすい)のは、情報を保持してループしている(と言う設定の)意味が無い気がしてしまいませんか?

f:id:maruko_30:20200608111755j:plain f:id:maruko_30:20200608111751j:plain

エアリス自身も目の前のことに困惑している状況を見ると(それが描かれていると)、未来を知っているとするには違和感を感じずにはいられません。

都合の良さ

先のふたつの疑問に対して、情報を保持してループしているけど「その情報が不明瞭だから」だとしましょう。「ではなぜその持ち合わせている情報が不明瞭なのか?」ということを説明出来る要素が物語の中にあるか?と言う話。

f:id:maruko_30:20200626150916j:plain

この点、今作では語られていない。などで済む話でもありますが、それにしたって1周目から持ってきている情報と、持ってこれていない情報の内容が、2周目の物語に対してあまりにも都合良くコントロールし過ぎ、され過ぎでは?と感じてしまうのは私だけではないはずです。完全否定が出来る程の要素ではないのかもしれませんがこの点を押し通そうとしてもやっぱりどこかスッキリしない仮説だと思わざるを得ません。

ライフストリームとの関連性

エアリス自身が周回を認識できているのだとすれば、その絡み(情報の取得)はライフストリームくらいしか思いつきません。でも、①で考察したように、ライフストリームとの繋がりは原作同様の扱いです。通って情報を得てきた(ループ)と認識出来ているのに、いざ来てみたらおしゃべりは出来ないと...。そういうものだと言われればそうなのかもしれませんが、変じゃない?と言いたくなります。

混乱させられた一言

それじゃあもう、だらだら書かずに「予知じゃありませんっ!」「ループじゃありませんっ!」で片づければ良いじゃないか!ってなりますよね。私もそう思います(笑)ただなぜここまで考察を続けたのかというと、意味ありげな発言をするキャラたちに翻弄されて突き詰めずにはいられなかったから。 

神羅ビルでエアリス救出後、エアリスが幼少期に過ごした部屋でのやり取り。
ここのやり取り(セリフやワード)が未だに訳わかめで聞くたびに、読み解こうとするたびに(制作側が)意味深に匂わせている気がして、未だにパニック状態なんでするんですが(笑)、ここでエアリスが発した「フィーラーが触れるたび わたしのカケラが 落ちて行く」という言葉がずっと気になっています。

f:id:maruko_30:20200724005717j:plain

この言葉を聞いたときに前後のやり取りを含めて、カケラ=持っている情報、”エアリスが持っている(手に入れている)情報がフィーラーに奪われている”というようなニュアンスに私には感じたんですね。この言葉によって、エアリスが未来の情報を持っている(手に入れている)、そしてそれがフィーラーのせいで曖昧になっていたのでは?と思い、未来予知説やループ説をここまで突き詰めることになってしまいました。

しかしこの仮説であれば、なぜ持っていた情報がフィーラーが触れるたびに落ちて行くと理解出来ているのか?という話になります。「持っていたあの情報フィーラーが触ったから無くなったわー。」と本人自身が分かっていないとこのような発言は出来ませんよね?それって無くなった情報を今も覚えている(把握できている)ってことになりますよね?それならば別にフィーラーに触れられようが情報が奪われようが関係なくなるよな...。って。もしも「フィーラーに持っていかれる、まずい!」となるのであれば、どの時点でもいいからなるだけ早く、多くの人に持っている情報を開示すべきだとも思うんですよね。

この”カケラ”うんぬんがなんのことを指しているのかは未だに分かりませんが、上記の考察(カケラ=未来の情報としての考え)では行き詰まりました。

よって、未来予知説やループ説を否定できない要素が自分の中では排除されました。

未来予知にしてもループにしてもどうしても腑に落ちなかった点 

ここまで長々と書いてきましたが、どれよりも、やっぱり変だ、違う!と確証を持った点があります。それは「エアリスが自分の意思や能力を駆使して未来が自由に見えている(手に入れている)」のであればフィーラーの存在が無意味なものになってしまうということ。

f:id:maruko_30:20200608112011j:plain

今作でフィーラーを倒した?訳ですが、エアリスが未来の情報を明確に保持していて、それを干渉するものもいなくなれば、未来はエアリスの情報で意のままに動かすことが出来てしまいます。そんな展開のために(そんな展開にするために)フィーラーがいたとは思えないのです。

なによりフィーラーを倒した後の未来がいくら白紙とはいえ、1周目も2周目も目的は同じ、セフィロスを倒す(追う)ことです。ともすれば、持っている情報が使えるということであって...それってリメイク版の今後は(ただの)未来改変物語になってしまいませんか?
未来の情報を持ってる(いつでも手に入れることが出来る)+介入してくるものがいなくなった=今のうちにホーリー唱えとこう。北の大空洞にセフィロスがいるからもう倒しちゃおう。で物語は終わりです。そんなつまんない話ってないよ!ってなもんです。

消去法で導き出した結論

以上の考察(消去法)によって導き出した結論は以下です。

・他者からの未来の情報の取得(共有)
・物語の中でループしている(2周目だ)と気づいた(ただしその事実のみ)

都合の良い場面、情報の曖昧さから他者からの情報だと考え、その他者とはフィーラーであると結論付けました。フィーラーが運命という名の断片的な(未来の)場面を保持していることが本編内で分かっているためです。エアリスは、フィーラーのもつ運命の場面(未来)を見せられた、または読み取ったことによって、未来に対してその情報だけを持っていると思われます。=断片的な知識(情報)のため、確証を持った動きや発言をしなかった、出来なかったという点もおさえられます。

f:id:maruko_30:20200712032951j:plain

そしてフィーラーから見せられた(読み取った)場面をなぞるように物語が進行していることに気づき、その積み重ねによってループしている(別世界線である)ことも把握したのではないかな?と思いました。ただしそのことに気づいたからと言って、情報が増えていくわけではないので「未来は白紙」という発言だと思っています(フィーラーがいなくなる=情報の取得先もない)。

これらについては別の記事でまとめました。

◆未来について知っているのはフィーラーの影響ではないか?

◆仮説を「七番街プレート支柱攻防戦」で確認してみました。

まとめ

正直なところ、正解、不正解はどうでもよくて(笑)、ここまで考えを広げて見ましたよ!という紹介になります。考察は現時点で答えがないから(分からない)から楽しくてしょうがないですね。間違ってても大恥かきようがないし(笑)ご意見、ご感想ありましたら、ぜひ一緒に語らってくださいませ。

記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。

[FINAL FANTASY VII]
Copyright (C) 1997, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

[FINAL FANTASY VII REMAKE]
© 1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA / ROBERTO FERRARI
LOGO ILLUSTRATION:©1997 YOSHITAKA AMANO