少年OLの趣味探求所

~エセ物書きによる自己満ノート~


【FF7R考察】パラレルワールド?/派生作品の存在を「世界線の違い」として物語を整理してみる

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今回は現在進めている「FF7R」の考察に対して、派生作品の”在り方”、”考え方”自体を整理(提示)する必要が出てきたため、一つの案(仮説)として紹介します。

あくまでも考察の一つを自分の中で整理し進めるための、もしかしたら?的な...「この考えもアリでは?(ナシではないよね?)」という意味合いでのご紹介です。

※あくまでも個人の考察であり、正解や不正解にとらわれた話ではありません。
※FF7とそれに関わる作品のネタバレがあります!閲覧にはご注意ください!

目次

原作とリメイク版はリンクしているのか?

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どんな作品においてもの話ですが、物語(の本筋)において「原作=リメイク版」となるのがごく一般的、当たり前の考え方だと思います。

しかし「FF7」と「FF7R」においては、プレイ中から「原作=リメイク版」であると言えるのか?という疑問を抱いた、ひっかかりを感じた人も少なからずいるのではないかと思っています。

この疑問について私自身は、考察の一番はじめの記事で、「原作とリメイク版は違う世界線(パラレルワールド)の話(設定)ではないか?」という考えを述べました。

◆参考:世界線の違いを整理してみました。

仮説の詳細については記事を見て頂くのが早いのですが、違和感を要約すると、「フィーラーの登場とその役割(についての説明)」によって、「原作=リメイク版」という物語ではないのかもしれないと感じること。そしてフィーラーこそが、原作とは別の世界線(パラレルワールド)の存在を示唆していると解釈しました。

別の世界線が意味すること...

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別の世界線が存在する前提の裏付けとして、(わざわざ)別の世界線を存在させたストーリーにした(のかもしれない)と思った理由の中で今回取り上げたいのは”1つ”だけです。それは「派生作品の存在とその取り込み」

「FF7」は人気が意味するように、シリーズ随一の派生作品の多さです。それらは「COMPILATION of FINAL FANTASY VII」として様々なコンテンツで主人公(視点)や時系も異なる物語として、「FF7」本編をより深く楽しめるものです。

そしてこの「COMPILATION of FINAL FANTASY VII」と呼ばれる派生作品たちをリメイク版で取り込むことは制作側が明言しています。

派生作品を取り込むということ...

リメイク版に派生作品が取り込まれている、派生作品も網羅したうえでのリメイク版の物語という点において、先ほど上げた「別の世界線の存在(設定)」を考慮したものだと考えると、派生作品の扱いについて更に一つの疑問が生まれます。

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それは、「原作ありきの付随なのか?」ということ。

要するに派生作品は、①原作(の世界線の物語)に紐づくのか?それとも、②リメイク版(の世界線の物語)に紐づくのか?どちらなのかということ。それとも...?まであるのかもしれない...?

派生作品を整理してみる

過去も未来も混ざり合った派生作品はそれぞれ発売のタイミングによって、原作「FF7」の物語から見た時に、時系を追える未来のお話と、後付けの過去のお話に分かれます。

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(※小説等一部作品の記載を省略しています)

 本作に限らず、派生作品においては過去も未来もそこに制限はなく描かれることであって、リメイク版が出るまで全ての派生作品は原作「FF7」に付随する物語であると認識していました。

たとえそれが大なり小なり違和感があったとしても、100パーセント完全完璧にリンクするとも思っていませんし、結果として”不整合”と言われるようなところがあったとしてもです。これは誰もが疑問に思っていない点だと思います。

#1_リメイク版をプレイするまでの解釈

リメイク版をプレイするまで(原作プレイ済み、リメイク版未プレイの場合)、派生作品の考え方(繋がり)は、「派生作品をそのまま時系列で並べ、全て原作に紐づいている物語」以外の考えは生まれないと思います。更にリメイク版の物語は原作「FF7」の物語とリンクするという下記の図のような解釈になるのではないでしょうか?

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私自身は上記の認識でリメイク版の世界に入りプレイしましたが、前述の通り、リメイク版の物語に対する原作との相違点(違和感)や、複数世界線の存在(の示唆)から新たな一つの考えが生まれました。

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前置きが(非常に)長くなりましたが、それが今回の本題。そう!ここからです!(笑)

#2_原作の時系列と切り分けてみる

今回一つの仮説を進めるために行うこと。

メタ的な話ですが、「発売(製作)された時系列通りに物語(世界)が進行している」という風に考えてみます。すなわち後から出てきた(後付け扱いの)派生作品に対して、過去と未来に切り分け、過去に対して「原作FF7本編に対する過去の物語」という付随ではなく、「別の世界線での物語」に置き換えて、本編と切り離します。

【結果】

①原作FF7に紐づくのは、<未来>の物語である「AC(ACC)」と「DC」/世界線・A

②紐づかないのは<過去>の物語である、「BC」と「CC」/世界線・B
更にこの原作に紐づかない「別の世界線での物語」=「リメイク版の世界線での物語」として紐付けます。

この考えで派生作品を整理してみると下記の図のような考え方になります。
※世界線の違いとして、リメイク版の18章で映し出された「ザックスが登場し、生存する?世界線」=「世界線・C」も記載しています。

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これが、リメイク版をやって新たに生まれた(考えることが出来る)一つの仮説です。
正解や不正解の話をしたい訳ではなく、”一つの見方”としての提示です。

 

リメイク版に「BC」や「CC」が紐づくという点は、メタ的な部分もそうですが、リメイク版の中に、「BC」や「CC」での出来事が考慮されていそうな描写がある点も大きいです(描かてれていない点では「世界線・C」に紐づくとも考えられはしますが...)。

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ざっくりと、さらっと、今回の解釈における各世界線の概要。

世界線・A

ー原作の物語が主軸の世界線ー

原作「FF7」が始まるまでの物語(※「BC」や「CC」の物語を形成する運命ポイント)
→「FF7」
→「AC(ACC)」
→「DC」

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世界線・B 

ーリメイク版の世界線/原作と異なるルートー 

※原作(世界線・A)通りに進めようとするフィーラーの出現

◆参考:それぞれが”世界線・A”を基に通過した「運命ポイント」

→「BC」/「CC」(同時進行)
→「FF7R(ミッドガル脱出まで)」

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フィーラーが消滅したため、”ミッドガル脱出”以降の未来は白紙

世界線・C

ーリメイク版で映し出された、更に別の世界線(ザックスのシーン)ー 

原作(世界線・A)、更には「BC」や「CC」(世界線・B)とも違うルート

原作「FF7」が始まるまでの物語(※「BC」や「CC」の物語の運命ポイント)

※原作(世界線・A)通りに進めようとするフィーラーの出現

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フィーラーが消滅したため、描かれたシーン以降の未来は白紙

フィーラーが消滅し、運命が変わったであろう(ザックスが生存したと思わせる)結果として、ザックスとクラウドでミッドガルに到達するであろうシーン。「FF7」本編(の物語)が始まらない、新たな物語が生まれたと考えられるラストでした。ただしこの案ではザックス生存のルートは図の通り、リメイク版にはリンクしていないと考えることになります。ザックスの運命に関わらず、世界線・A/世界線・Bではともに通過済みの過去であるためです。

更に整理してみる 

今回この案を提示したかった理由は2つあります。

①リメイク版の過去について

分かりやすい話としてひとつ、「CC」が原作に紐づくと考えた時に「エアリスのザックスへの気持ち(への描写)」に対して違和感を抱いたのが始まりです。

f:id:maruko_30:20200608111316j:plain f:id:maruko_30:20200608111322j:plain (世界線・Aのエアリス)

◆参考:原作と「CC」のエアリスの温度差

今回の案で進めると、原作(世界線・A)で起こったこととして、世界線・Bで通過しなければならない(フィーラーが介入する)”運命”は、「エアリスとザックスが出会う。」という点です。

原作(世界線・A)では、出会い→ちょっといいなと思っていた(エアリス談)程度の関係が、リメイク版(世界線・B)で(フィーラーにより)出会った2人が、”出会い”以外の干渉されない接点の中で「CC」で描かれた恋人レベルの関係を築いた。というのは何ら不思議な話ではないと解釈することが(も)出来ると思います。

f:id:maruko_30:20200608112131j:plain f:id:maruko_30:20200608111941j:plain (世界線・Bのエアリス)

今回の案を飲むことによって、エアリスのザックスに対する気持ちの部分で感じる温度差が違う世界の産物として解消されませんか? 

前回考察した記事も今回のこの案で再度整理してみたいと思っています。

◆参考:エアリスの気持ちとザックスの最期

他にもここまで行ってきた考察が世界線の違いとすることで腑に落ちる点も多いです。

◆参考:「給水塔の約束」に関する流れ(思い出すタイミング)の違い。

②リメイク版の未来について

リメイク版の今後が紐付く先は、原作(世界線・A)をなぞろうとしたフィーラーがいなくなったことにより、全て白紙ということ。

制作側も言っているとおり、リメイク版のこれからの物語が原作から大幅に変わるのか、全く一緒なのか、それはわかりません。しかし、世界線が違う(フィーラーがいなくなった)ことから、”原作で起きたこと”が、そっくりそのまま起きるとは限らないのでは?、新たな物語が生まれるのでは?、展開が変わるのでは?という点にも着目して楽しんでいきたいなと思っています。これは良い点も悪い点もあると思われるため、なんとも言えない部分でもありますが...(賛成も反対も致し方なし...)。

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エアリスの「未来は白紙だよ。」もしっくりと繋がるのでは...?

白紙だからこそ楽しみな部分も多いはず!

◆参考:次回描かれるはずの「ニブルヘイムの壊滅」について考えてみた。

その他

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(派生作品による後出しとはいえ)元来「FF7」の世界に存在している人物達との接点やそのタイミングなど、「運命」に関与しない部分で関わりの違いもリメイク版で世界線の違いとして感じれたポイントだという解釈も出来ると思います。

◆参考:フィーラーが守る運命とは?

最後に...

たとえ違和感(相違)を感じようとも公式が描くものが全てであるということはもちろん分かっています。今回話をしたことは、どれもが一個人が勝手に受け取った末の解釈です。公式が作り上げるものや、どこかの誰かが行っている考察など、何かをねじ曲げたり、押し通そうとする意図はこれっぽっちもありません

違和感や解釈の違いという表現を良しとしない人たちの意見も大いに理解出来ますけど、不整合点を見つけてどうこう言う(批判する)のではなく(それだけではなく)、様々な角度で「FF7」の物語を紐解きたい。解釈というか、、、”考える”ということをこれからも楽しめたらいいなと思っていることをご理解いただけたらと思います。正解を求めているわけではありません。

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あくまでも今回の一案が正解や不正解の話ではなく、こういう風にも物語を見ることも出来るのでは?という点に着目していただけたら幸いです。

明後日発売のアルティマニアで、答えが出ないことを祈るばかり...(笑)

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